睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは
睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは 睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは

睡眠時無呼吸症候群は
普段の生活が原因?

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睡眠時無呼吸症候群と
生活習慣病の関係

こちらのページでは、大阪市・本町駅の歯科医院「フリージア歯科クリニック」が、睡眠時無呼吸症候群の主な原因、具体的な症状、生活習慣病についてご紹介します。

睡眠時無呼吸症候群は生活習慣病と密接な関係があります。生活習慣病を改善すると、睡眠時無呼吸症候群も改善する傾向があることが分かっており、また、睡眠時無呼吸症候群を治療すると、生活習慣病の予防にもつながります。

睡眠時無呼吸症候群の主な原因

肥満

肥満

肥満になると、首回りだけでなく舌や喉にも脂肪がつき、気道が狭くなります。睡眠時は普通の人でも気道が狭くなるため、肥満の人はさらに気道が圧迫され、無呼吸症候群を引き起こしやすくなります。

骨格や年齢による筋肉の衰え

骨格や年齢による筋肉の衰え

日本人は欧米人より顎が小さく口の中が狭い骨格の方が多いです。この骨格は、歯並びが乱れやすかったり、舌が喉の下に下がり、気道が狭くなったりする原因になります。また、舌や咽頭の筋肉が衰えることでも、舌が下がってしまいます。これにより、無呼吸症候群を引き起こしやすくなります。

口蓋扁桃、口蓋垂等の肥大

口蓋扁桃、口蓋垂等の肥大

口蓋扁桃とは、口蓋垂(のどちんこ)の両端にあるリンパ組織の一種で、いわゆる扁桃腺として知られている部分です。風邪やウイルスにかかると、扁桃が炎症を起こし腫れたり肥大したりします。このとき、鼻から肺までの気道が狭くなるため、いびきや睡眠時無呼吸症候群を引き起こします。

飲酒

飲酒

アルコールにより筋肉が弛緩すると、舌が下がり、気道を狭くしてしまいます。さらに、鼻が詰まりやすくなり口呼吸にもなってしまいます。睡眠時無呼吸症候群の疑いがある方は、就寝前の飲酒は控えたほうがよいでしょう。

睡眠時無呼吸症候群の症状は?

睡眠時の症状

睡眠時の症状

口蓋扁桃とは、口蓋垂(のどちんこ)の両端にあるリンパ組織の一種で、いわゆる扁桃腺として知られている部分です。風邪やウイルスにかかると、扁桃が炎症を起こし腫れたり肥大したりします。このとき、鼻から肺までの気道が狭くなるため、いびきや睡眠時無呼吸症候群を引き起こします。

日中の症状

日中の症状

アルコールにより筋肉が弛緩すると、舌が下がり、気道を狭くしてしまいます。さらに、鼻が詰まりやすくなり口呼吸にもなってしまいます。睡眠時無呼吸症候群の疑いがある方は、就寝前の飲酒は控えたほうがよいでしょう。

睡眠時無呼吸症候群と
生活習慣病などの合併症

睡眠時無呼吸症候群と生活習慣病などの合併症

高血圧

睡眠時無呼吸症候群により睡眠不足が続くと、交感神経が活発になります。そうすると、アドレナリンが多く分泌され、高血圧になりやすくなります。高血圧は、心筋梗塞や心不全、脳卒中につながるため、注意が必要です。

糖尿病

睡眠時無呼吸症候群により睡眠不足になると、交感神経が活発になったりストレスホルモンが過剰に分泌されたりします。これにより、血糖値を下げるホルモンであるインスリンの働きが低下し、糖尿病につながります。すでに糖尿病の方は、病状をさらに悪化させてしまいます。

肺高血圧症

肺高血圧症とは、肺動脈の血圧が高くなることです。肺動脈の血管内腔が狭くなり、心臓の右心室から肺への血液の循環が悪くなります。睡眠時無呼吸症候群が重症化すると、肺高血圧症による右心不全を引き起こすこともあり、むくみや運動時の呼吸困難の原因になります。

不整脈

睡眠時無呼吸症候群により、呼吸の一時的な停止が繰り返されると、不整脈を引き起こしやすくなります。これは、無呼吸や低呼吸により、低酸素血症や高炭酸ガス血症をもたらすためです。不整脈は、脳梗塞といった血栓塞栓症の原因にもなります。

多血症

多血症とは、血液中の赤血球が異常に増え、血液が濃くなることにより流れが悪くなってしまう病気です。睡眠時無呼吸症候群により低酸素状態が続いたり、夜間にトイレに行き尿が増え脱水になったりすることが主な原因です。

虚血性心疾患

虚血性心疾患は、動脈硬化により心臓の血管が細くなってしまう病気です。虚血性心疾患には、心筋梗塞や狭心症などが含まれます。睡眠時無呼吸症候群により、夜中に何度も目覚めたり、低酸素状態になったりして交感神経が活発になることが原因といわれています。

睡眠時無呼吸症候群は
日常生活に支障をきたすことも

睡眠時無呼吸症候群は日常生活に支障をきたすことも

睡眠時無呼吸症候群は日常生活に支障をきたすことも

睡眠時無呼吸症候群は「寝ている時だけの症状だから大丈夫」と、あまり気に留めない方もいるかもしれません。しかし実は、睡眠時無呼吸症候群は日常生活にさまざまな支障をきたしてしまうほど深刻な病気です。

睡眠中に無呼吸状態が繰り返されると、血中の酸素が不足してします。すると身体は足りない酸素を補おうと心拍数を上げ、身体も脳も起きている状態になります。そのため、良質な睡眠が取れず日中に強い眠気に襲われたり、集中力が低下したり、倦怠感があったりといった症状が出てしまいます。

睡眠時無呼吸症候群の改善は、
生活習慣の見直しから

睡眠時無呼吸症候群の改善は、生活習慣の見直しから

睡眠時無呼吸症候群の改善は、生活習慣の見直しから

睡眠時無呼吸症候群を放っておくと、命にかかわる重大な病気を引き起こすおそれがあります。

また睡眠時無呼吸症候群は、生活習慣病と密接な関わりがあることも分かっています。睡眠時無呼吸症候群と生活習慣病により、命にかかわるほどの病気を引き起こすことにもなりかねません。

一方、睡眠時無呼吸症候群の原因のひとつとして挙げられる「肥満」や「糖尿病」、「高血圧」といった症状は、睡眠状態の改善により軽減、予防することもできます。